調剤薬局からドラッグストアへの薬剤師の転職 失敗しない為に

薬剤師 ドラッグストア

調剤薬局からドラッグストアへ転職する理由:年収

調剤薬局からドラッグストアへ転職する人の転職理由は給与水準が一番多い理由になります。つまり年収アップが目的になります。
下記はドラッグストアと調剤薬局の年収の参考データですが、それ以外の企業も含め全体の平均の金額を算出すると100万円程度は年収がアップするという結果ではないでしょうか、またドラッグストアへの転職は、特に年収アップを求めて転職する傾向が強いですが、薬剤師全体でも給与が転職理由のトップですので、何ら不思議な事ではないかと思います。
ドラッグストアでは経験を積んで店長となれば700万円強の年収が期待できます。それを目的に転職をする方が多い状況です。

参考:大手ドラッグストアの年収の目安

マツモトキヨシ
平均年収785万円

スギホールディングス
平均年収658万円

サンドラッグ
平均年収470万円

参考:大手調剤薬局の年収の目安

「日本調剤」
平均年収:554万6000円

「アインファーマシーズ」
平均年収:431万3000円

「クオール」
平均年収:430万8000円

参考:薬剤師の転職理由ランキング
1位 給与水準
2位 仕事内容
3位 通勤時間・勤務地
4位 休日
5位 労働時間
6位 人間関係
出典:株式会社ネグジット総研「就労意識に関するアンケート調査」2010年1月調べ
 

調剤薬局からドラッグストアへ転職する理由:仕事内容

年収に続いて調剤薬局からドラッグストアへの転職理由で多いのが仕事内容です。
調剤薬局の業務は主に、調剤業務と服薬指導になりますが、薬局の大半を占める門前薬局では調剤する薬剤も似たようなものになりますし、服薬指導も似たようなものになってきます。つまり調剤薬局の業務はルーティーンワークが多いと言えると思います。
新卒の薬剤師では調剤薬局に入社する方が一番多いので、このような環境で数年は働く方が多いですが、ルーティーンワークが向いている方と向いていない方がいますので、ルーティンワークが向いていない方は転職を考え始める、という事が多いようです。そんな方にとって給与が高く、多彩な職務内容を経験できるドラッグストアは魅力的に映ります。

 

調剤薬局からドラッグストアへの薬剤師の転職:難易度

調剤薬局からドラッグストアへの転職の難易度はさほど高くありません。
大手のドラッグストアは郊外を中心に店舗数を拡大しており、常に薬剤師が不足しているような状態です。その為、調剤薬局や病院に比べ高い年収を設定して、薬剤師を積極的に採用しようとしています。

 

ドラッグストアの薬剤師の多彩な職務内容

ドラッグストアでは調剤薬局とは労働環境が全く異なります。
ドラッグストアと調剤薬局の一番の違いはOTCの取り扱いという事になると思いますが、更に端的に表現すると、調剤薬局は「受け身」の業務でドラッグストアは「主体的」な業務と言う事ができるかと思います。調剤薬局で調剤する医薬品は、医師の診断に基づいて処方されたものになりますので、患者さんに主体的に薬を勧める事はありませんが、ドラッグストアのOTC販売に関しては、患者さんの症状をヒアリングして薬を勧める事になりますので、主体的な業務と言えると思います。この点は、調剤薬局とは大きく違いますし、やりがいを感じる部分ではないでしょうか
また接客対応やコミュニケーションスキルが上がるのもドラッグストアの良い点と言えると思います。

 

ドラッグストアの薬剤師のデメリット

このように給与が高く主体的に仕事ができるというドラッグストアの良さはありますが、当然ながらデメリットはあります。下記にあげたようなものが主なデメリットとなります。

・時間的な制約が多い(シフト勤務や土日勤務)
・残業が多い
・休みが取りづらい(特に規模の小さなドラッグストア)
・様々な業務を担当しなければならないので調剤に集中できない
(OTC対応、商品管理、接客等)

時間的な制約が多い点は特にドラッグストアが敬遠される点です。大半のドラッグストアはシフト制となりますし、10時まで営業している等というドラッグストアは非常に多いです。土日休みが主で定時に終わる調剤薬局とは大きく異なります。
ただし逆に言えば平日の休みになりますので、空いている状況でショッピングやレジャーを楽しめるという良い面もあります。
また様々な業務をこなさなければならないので、OTC対応で呼ばれて調剤業務を中断しなければならない等、ドラッグストアならではのデメリットがあります。
ひとつの業務に集中して取り組みたい方にはドラッグストアは向いていないでしょう。

 

こんなドラッグストアには要注意

・調剤併設ではないドラッグストア
OTCしか取り扱いが無い調剤併設ではないドラッグストアもありますが、そんなドラッグストアは応募しない方が無難でしょう。そのようなドラッグストアでの勤務は薬剤師ではなくてもできる業務になり、薬剤師の薬に関する知識が活かせません。ドラッグストアの勤務であっても調剤併設のドラッグストアに勤務し、調剤業務をこなした方が資格を活かす事になり。その後のキャリアを考えても有益でしょう。

・小規模なドラッグストア
例えば大手のマツモトキヨシやスギ薬局等は、数百店舗を展開しているので、多くの薬剤師を抱えており、ヘルプ専用の薬剤師の部隊が組織されていたりします。大手のドラッグストアであれば、例え休暇を取得してもヘルプ部隊の薬剤師が代役を務めてくれたり、近隣の店舗からヘルプで来てもらえたりする為、休暇は取得しやすいです。
しかしながら小規模なドラッグストアで店舗に薬剤師がひとりだけだとすると、非常に休暇が取りづらいですし、体調を崩した場合も無理にでも出勤しなければならないような状況が生まれます。
ただし逆を言えばそのような小規模なドラッグストアは、このようなデメリットを高年収でカバーする傾向にありますので、その点を覚悟して、小規模なドラッグストアで高年収を得る、というのもひとつの方法です。

・店舗に薬剤師がひとりだけのドラッグストア
中には店舗に薬剤師がひとりだけのドラッグストアもあります。
しかしながらそのようなドラッグストアは避けた方が無難です。
上記の通りドラッグストアでは商品管理や接客等、多種多様な業務に対応しなければなりませんが、調剤併設のドラッグストアで薬剤師ひとりだけでは、対応が厳しいからです。例えば接客等の業務はアルバイトの方でも可能ですが、調剤業務は薬剤師しかできません。必然的に助けの無い状態で多数の業務をこなさなければいけない状況が生まれます。
また体調が優れない時も薬剤師がひとりですと、無理に出勤しなければならないような状況が生まれます。
このような事から、店舗に薬剤師がひとりだけのドラッグストアは避けた方が無難でしょう。

 

こんな薬剤師はドラッグストア勤務に向いている

ドラッグストアでの業務は調剤薬局とは大きく異なります。ドラッグストアへの転職を考えている方はよくよくその部分を考えた方が良いでしょう。
ドラッグストア勤務に向いている薬剤師は一言で言えばタフで外交的・主体的な方です。
多彩な業務をこなし残業や土日勤務も辞さない、顧客とのコミュニケーションにも積極的でバリバリ働いて高収入を目指す方、そんな薬剤師の方は向いていると思います。

 

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